
2018年の10月末に友人と8日間くらいセブ島に行ってきた。
さてセブ島には、Grabと呼ばれる uberTAXIのような配車サービスがある。
ちなみにセブ島では、Uberを利用できない。
2018年10月時点
セブ島にはこの他にも通常のタクシー、バイク(後部座席)、バイクの横についたカゴに乗るやつ、ジプニー(屋根付き窓無しバス)などの移動手段がある。
現地のタクシーは高確率でふっかけられるらしい
値段交渉しないと、適正価格で乗れないと聞いてたので、面倒くさいので使う予定はなかった。
しかし大雨の日にGrabが捕まらなくて、偶然通りかかったタクシーに1度だけ乗ることになります。
その時はGrabと比べると少し高いかな?という印象でしたが、正直これ以上雨に濡れるのは勘弁だったので交渉はしなかった。
運転手を評価する仕組み
Grabに登録されてる運転手はGPSで管理されている、また運転手を評価することができますので、トラブルに巻き込まれることは少ない。
絶対に来るとは限らない
場所を正確に伝えられなかったからかもしれないが、キャンセルになったこともあった。
また道が悪くて、こられないということもあった。
たしかに少し狭い道でしたが、行きもGrubを使ってたので来られないわけはない。
このあたり、明確なルールがあるわけではなく、運転手のさじ加減。
わりと自由な感じで仕事してる😧
話はそれますが、ホテルのフロントの方も歌を歌いながら仕事してたりして、日本人の職場環境と違っておもしろいなーと感じた。
でも全然嫌な感じはしない。
日本で歌いながら仕事してると、上司に怒られそう笑
もはや鉄板のサイドビジネス
セブ島のGrabドライバーは50%くらいの確率(自分調べ)で、サイドビジネスをやってる。
具体的には島巡り、銃、ゴーゴーバーを進めてくる。
「いつ来た?」
「今日の夜は何する?」
「明日は何する?」
このような流れで進めてくる。
ちなみに、サイドビジネスやってないドライバーはずっと黙ってる。
なので世間話始めた時点で、ほぼ間違いなくて、「今日の夜は何する?」の時点でああやっぱり来たって感じで友人と顔を見合わせニヤニヤしてた。
最終日にGrabを装ったドライバー現る
長かった旅もあとは空港に向かって飛行機に乗るだけ。
Grabでタクシーを手配し近くまで到着してるようなので、外にでた。
その頃友人は娼婦とLINE交換しており、私も私もと殺到した全員とLINE交換してた。
まるでサインをねだられてるメッシのようでした。
いやいや、「もうタクシー来てるのになにのんびりしてんだよ!」とマイペースな友人に自分は正直イライラしてた。
「こっちだよー」と言ってるドライバーの車が、画面に表示されれている車のナンバーと違います。
「あなたはGrabのドライバー?」
「イエスイエス!」
あれおかしいなぁと思いましたが、今回の旅では違うナンバーのタクシーが来たこともあり、またそれなのかと思い乗りました。
遅い時間だったので、この前に少し仮眠をとってたのもあり、あまり頭も回ってませんでした。
それで荷物をトランクに載せて、車に乗り込むと、アレ?やっぱりなんかいつものGrabと違うなぁと気付く。
娼婦とLINE交換し終えた友人が遅れて乗り込みます。
いつものGrabであれば、スマホorタブレットがハンドルの横にあり乗客の名前が表示されてるんだけど、その画面が消えてる。
やっぱりおかしい・・・!
自分「あなたはGrabのドライバー?」
ドライバー「もちろんそうさ」
自分「タブレットをオンにして!」
ドライバー「いいよ」(タブレットいじりだす)
かなり時間がかかり画面がついたが、これじゃない感・・・
少し前に中国で作られてたiPhoneみたいなチープな画面。
まあGrabっぽい画面だが、自分の名前も出てこないので、これは偽物と確信。
自分「さっきのホテルに戻って」
ドライバー「jljafojjaofa」
何か言ってるけど戻る気はないようだ。
自分「ここで下ろしてくれ」
ドライバー「jljafojjaofa」
なんか、急に言葉が通じなくなる・・・
そこで
自分「自分達はGrabでしか支払うつもりはない、キャッシュは持ってない」
そう告げた。
すると
ドライバー「空港にATMがあるからそこでクレジットカードを使って引き出せ」
と言い出す。
自分、友人「おいおい!」(えええええ!!)
これはヤバい!
無事に帰れないかもなと、一気に不安になった。
完全に睡眠モードに入りかけてた頭が、無理矢理たたきおこされました!
信号で止まったときに、ドアを開けて逃げ出す。
これは荷物をトランクに入れてるので使えない。
友人「空港に向かってる?」
GoogleMAPを見てみる。
運転手は一応空港には向かってるみたいだ。
友人「このまま飛行機の時間まで粘って、自分たちが諦めて空港でキャッシングするのを待ってるのかも?」
なんと!
最初に飛行機の時間を聞かれて、正直に答えてしまったじゃないかー
どうする、どうする・・・
すると友人のファインプレーが飛び出す!
友人「今すぐ警察に電話することができる」
とドライバーに告げる。
ドライバー無言
友人「今すぐ警察に電話することができる」
とドライバーに再度告げる。
ドライバー「・・・わかった、空港までの料金はタダでいい」
ええええ!まじかよ・・・!
しかし、にわかには信じられない。
空港に行かず、どっか山の中に連れていかれるんじゃないかと、GoogleMAPからひとときも目を離さないようにした。
何故かわからないけど、窓ガラスにあるタクシーのナンバーも撮っておく。
俺が殺されてもこの写真から事件を解明してくれと願いを込めて・・・
無事空港に到着した。
まだ安心できない。
トランク開けてくれるのか?開けてくれるのか?
あっさりトランク開く。
荷物を下ろす。
「本当に無料でいいの?」
「OK!」
結果的に空港までタダで行くことができたけど、めちゃくちゃ疲れた。
でも正直キャッシュを持ってれば、ここまで粘らなかったかもしれなぁ。
手数料高いので、キャッシュをおろしたくないのよね。
友人がいなかったら、無理だった!ありがとうと感謝した。
ホント小さな事で、イライラしてた自分が情けなくなった。
「YouTube用に動画とっとけば良かったなー」
と結果的に笑い話で済みましたが、十分注意してくださいね。
そんなこんなで出国手続きしようとすると、出国税なるものがかかるらしい。
日本円にすると数千円!
「ええええ!!」
結局ATMから手数料ガッツリ払って、下ろすことになった。
なんだろ、この最大のピンチを乗り切ったのに、ボークでサヨナラ負けみたいな展開…
偽Grab対策
- 車体番号を確認する。
- 希に車体番号が違うこともあるので、その時はスマホを見せて貰う